3月2日(日)、三隅野波瀬自治会で自主防災訓練が行われました。 これは、春季全国火災予防運動に合わせて開催されたもので、不測の事態に備え、自治会単位での自主防災の取組を進めようと、みすみ市民協働推進協議会と長門消防本部の協力のもと開催されました。 はじめに野波瀬自治会の池永凱美自治会長が「湊地区の大火の教訓を生かして同じ地形である野波瀬で行いたい。災害は自分で守るという精神で取り組んでほしい」とあいさつをしました。 開会行事の後に行われた基調講演では、npo法人ぼうぼうnet理事岩本憲治さんが「地域コミュニティと防災」と題して、地域防災の考え方をわかりやすく話しました。野波瀬自治会の住民や消防団員約80人の前で岩本さんは「地域の強みや弱みを知ることによって災いは防ぐことができる。まずは住んでいる土地を知ってほしい」と話しました。 講演の後、参加者は、消火器と消火栓を使った初期消火訓練を行いました。消火器を使った訓練では、初めて使う消火器に戸惑いながらも消防署員に指導を受けながら火を消していました。また、消火栓を使った訓練では、地元消防団が住民の前で見本を見せました。 訓練の最後には、防災危機管理課の小川課長が「今回の訓練を期に日頃から防災意識を高めるため自治会で家庭で話し合いを持ってほしい」と講評しました。 なお、春季全国火災予防運動として、3月3日(月)に湯本温泉の山村別館で消防訓練が、4日(火)に俵山湯町において俵山幼児園の園児による防火パレードが行われる予定です。