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「海友丸」が出港

ページID:0010046 更新日:2014年1月10日更新 印刷ページ表示
出航を見送る家族がテープを渡す

出航を見送る家族がテープを渡す
生徒代表の田村歩さんが激励
実習生を代表して、田原僚さんが決意を述べる
岸壁からたくさんのテープが投げられる
航海の無事をお祈りします
 1月10日(金)、遠洋航海の実習船「海友丸」の出航式が県立大津緑洋高校水産校舎の体育館で行われました。 遠洋航海実習に参加する生徒は海洋技術科2年生28人と大津緑洋高校水産校舎と福岡水産高校の専攻科1年生16人合わせて44人。専攻科の生徒は3回目の遠洋航海となりました。  出航後は航海実習やマグロはえ縄漁を体験しながら移動して2月7日にホノルルに入港。現地では山口県人会との交流や、オアフ島沖でアメリカ海軍の原子力潜水艦に衝突され沈没した愛媛県立宇和島水産高等学校の練習船「えひめ丸」の犠牲者の慰霊碑訪問などが予定されています。  大津緑洋高校の清水利宏校長は、「船の中でのルールを守り、指導を素直に聞いて、厳しい環境に順応し、これまで教室で学んできた漁や航海の内容を実地で学ぶことに喜びを感じることができると思います。大津緑洋高校水産校舎の使命は、海を愛し、海を拓き、海に生きるたくましい人間の育成です。みなさんは長門市、山口県、いや、日本の水産業の期待の星です。大きく成長して帰ってくることを楽しみに待っています」と激励しました。  また、大西市長は、「長門市に水高あり、と言われてきました。大津緑洋高校に統合なりましたが、今でも市民の誇りです。多くの卒業生が活躍されています。その人たちに続く立派な人になれるよう、実習での成長を期待しています」と激励しました。  田村歩さんが生徒を代表し、「この航海は授業では学べない経験になると思います。荒波の中、つらく苦しいこともあると思いますが、協力して励まし合って、友情を深めて乗り越えて下さい。えひめ丸の事故は同じ水産高校に学ぶ私たちには他人事とは思えません。私たちが折った千羽鶴を慰霊碑に供えてください。航海の安全を祈って、仙崎に帰ってくることを楽しみに待っています」と話しました。  実習生を代表して海洋技術科2年の田原僚さんが「これまでの授業で学習したことを実践するよい機会だと思っています。この航海で、専門的な知識と国際感覚を身につけたいと思います。指導教官や先生の言うことをよく聞いて慎重に行動し、一回りも二回りも大きくなって仙崎に帰ってくることを誓います」と決意 を述べました。  出港式終了後、仙崎観光基地の岸壁から、駆けつけた生徒や保護者など大勢の人に見送られながら出航し、49日間の長い航海実習をスタートさせました。