12月5日(木)、日置小学校で認知症サポーター養成講座が開催されました。長門市では、市の中で高齢化率が県内で2番目となっており、高齢者が安心して地域で生活できるよう、認知症サポーターの養成に取り組んでいます。この日は日置小学校6年生25人が総合学習の時間を活用し、受講しました。 講師は市役所福祉課高齢福祉係の上野丘恵保健師と認知症サポーターキャラバンのキャラバンメイトの永冨恵子さんと岸田由起子さんの3人でした。3人は代わる代わる認知症について分かりやすく説明しました。 認知症は物忘れとは異なり、物忘れでは食べた献立が分からなくなるのに対し、認知症では食べたこと自体を忘れてしまいます。また、今自分がいるところが分からなくなったり、時間の感覚がなくなったりして日常生活に支障が出ます。 しかし、このような状況になった認知症の人は、なぜできないんだろうと不安になっている状況である、と説明があり、児童たちは興味深そうに聞いていました。笑顔で話しかけたり、やさしく声をかけることで認知症の人が安心する、と聞いた児童たちは、やさしく接していきたい、と話していました。 最後に、認知症サポーターキャラバンのリストバンドが配られ、児童たちはさっそく手につけていました。