9月28日(土)、長門総合病院でピンクリボンイベント2013が開催されました。 これは、「いのちの喜び」をテーマに、乳がんで亡くなる人のない世界をめざす「ピンクリボン活動」によるイベントで、ピンクリボンイベント実行委員会が開催しました。 イベント会場には、乳がんについて自己検診ができる相談コーナーやウィッグなどの展示コーナーが並び、約150人が参加しました。参加者は、女性だけでなく男性の姿も多く見られました。 開会式では、ピンクリボンイベント2013実行委員の沖村恵子さんが「乳がんは、自分で見つけることのできるがんのひとつです。定期的な検診を受けるようにして欲しい」と参加者に訴えました。 続いて来賓として招かれた大西市長が「乳がんは15人に1人がかかると言われているが、長門市では受診率が低い。この活動を通じて市民に広めていって欲しい」とあいさつをしました。 開会式の後、シンガーソングライターの新宅由貴子さんが歌声を披露し、会場を盛り上げました。 この後行われた講演会では、モデルとして活躍をする園田マイコさんが「モデル、40歳。乳がん一年生。から4年経ちました。」と題して実体験を語りました。講演の中で園田さんは、平成20年38歳のときに入浴中にしこりを確認。すぐに病院で検査を受け、乳がんと診断されたことを告白。その後の闘病生活や家族への告知、治療の辛さや術後の活動などを語りました。講演中、園田さんの壮絶な体験を耳にして涙を流す参加者の姿も見られました。講演の最後に園田さんは「乳がんを通して多くのことを学び、自分はひとりではないんだと気づかせてくれた。乗り越えられない試練はない。この経験を今後も多くの人に伝えたい」と話しました。 講演を聞き終えた参加者は「がんになって良かったという園田さんの言葉が印象的だった。定期的に受診するよう家族に勧めたい」と感想を述べました。