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くじら食文化を継承

ページID:0009759 更新日:2013年5月18日更新 印刷ページ表示
上田会長のあいさつ

上田会長のあいさつ
来賓としてあいさつをする大西市長
総会のようす
商業捕鯨について講演する日本鯨類研究所の大隅清治顧問
講演に聞き入る参加者
 5月18日(土曜日)、長門大津くじら食文化を継承する会の総会が湯本温泉のホテルで開催されました。 この会は、地域と捕鯨の歴史の認識を通じて、健全な「くじら食文化」の啓蒙活動を推進し、地域の観光産業などの発展に貢献することを目的として、平成14年に発足したものです。 この日行われた総会には、来賓や会員など約80人が出席しました。総会では、はじめに会長の上田俊成さんが「国際的には厳しい状況。クジラを放牧してクジラと触れ合うことのできるように整備するなど夢を持ち、下関の方々と頑張っていきたい」とあいさつしました。続いて来賓として出席した大西市長が「優しさが長門市民の原点。鯨文化を市民に根付かせていかなければならない」とあいさつしました。 その後、平成24年度の事業報告、会計報告が行われました。平成24年度の主な事業は、くじら汁の無料提供や保育園への鯨竜田揚げの提供などです。続いて平成25年度の事業計画や予算案説明、理事の補充についてが議題にあげられました。新規事業として特別養護老人ホームにも竜田揚げ用の鯨肉を提供する等の説明があり、すべての議案が承認されました。 総会の後には、鯨類研究の第一人者である日本鯨類研究所の大隅清治顧問が「くじらを追って半世紀」と題して講演しました。講演を聞いた参加者は、大隅顧問自身とクジラとの関わりについてや鯨類の食料資源としての特徴、商業捕鯨についてなどの興味深い内容に耳を傾けていました。大隅顧問は「将来的な商業捕鯨再開のためにも、捕鯨問題に関心を持ち続けて欲しい」と参加者に訴えました。