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地域で文化財を守る

ページID:0009649 更新日:2013年1月25日更新 印刷ページ表示
煙の中を救助に向かう消防署員

煙の中を救助に向かう消防署員
初期消火に向かう当主の早川義勝さん
消火栓のふたを開ける自主防災組織の住民
早川家住宅の倉庫から煙が上がる
海に向かって一斉放水
 1月25日(金曜日)、毎年1月26日の「文化財防火デー」を前に国の重要文化財に指定されている早川家住宅(通1区)で消防訓練が行われました。 文化財防火デーの制定は、昭和24年1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂が炎上し、壁画が焼損したことを契機としています。 通地区にある早川家住宅で行われた訓練は、住宅の横にある倉庫から出火したという想定で行われました。 訓練には、長門消防本部や通地区の2つの消防団のほか、通地区自衛消防組織も参加しました。自衛消防組織は、早川家住宅から最も近い地下式消火栓よりホースを延長して初期消火をしたり、周辺住民の避難誘導を行う訓練を行いました。 10分後に鎮火され、消防本部と消防団による一斉放水で訓練を締めくくりました。 訓練後に行われた終了式で長門消防本部の深水中央消防署長は「地域の皆さんの手で火事を出さないよう心がけてほしい。もし火事が起きたら協力して初期消火にあたってほしい」と訓練の総括をしました。訓練を終えた早川家住宅18代目当主の早川義勝さんは「この訓練が自分自身や地域住民の気を引き締めなおす一因なれば」と述べました。