12月2日(日)、明倫小学校を主会場に「四白政策体験ツアー」が開かれました。これは、郷土の偉人、村田清風が行った「四白政策」(和紙・ロウ・米・塩の生産を強化した経済政策)にちなんだ体験学習を行い、村田清風についての知識と地元への愛着を深めるとともに、子どもたちに考える力や実践力、協調性を養おうと長門市三隅青年団が主催しました。 開会式では、松浪村田清風記念館館長が、「村田清風の時代の長州藩は食べる物がなく、みんな困っていた。藩の収入も無く、なんとかしてみんなが元気になる方法はないか考えて、四白政策を考えだしました。今日はそんな時代を考えながら体験してください」と述べました。 開会式が終わると、四つのグループに分かれて体験をしました。 ロウのグループでは、オリジナルキャンドルに挑戦ということで、砕いたロウソクを特製の缶で作った器に入れて、好みの色のクレヨンと一緒に湯煎して溶かし、持参した器に入れ、芯となる糸と一緒に冷まして固めました。参加した児童は、色々な色のクレヨンを混ぜたり、デコレーションのピースを乗せたりしていました。 塩のグループでは、海水を濾して沸騰させてどれくらいの塩ができるか実験しました。沸騰する間に、公民館主事により村田清風の生きた時代についてクイズ形式で学んでいました。 紙のグループでは、牛乳パックをきれいに洗浄してからちぎり、ミキサーで水とよく混ぜて、型によって漉き、よくしぼってからデコレーションした後、アイロンをかけて仕上げました。 米のグループでは、米粉を作ってそれを利用して団子とパンケーキづくりに挑戦しました。 参加した児童たちはそれぞれのグループで楽しそうに学んでいました。