10月10日(水)、長門市医師会館で、地域医療連携システム「医療ネットながと」の運用が始まったことを受け、説明会が開催されました。 開会に当たって、長門市医師会の天野秀雄会長は、「長門医療圏地域医療再生計画推進協議会では、山口県の地域医療再生計画に基づき、地域医療再生基金を活用し、各種の地域医療再生事業を行っています。その事業の一環として、今回、長門市医師会では、地域の中核病院と診療所で医療情報を共有するための地域医療連携システム「医療ネットながと」の整備を行っています。このような医療圏ごとにおける医療情報ネットワークは県下では初めての取り組みです。」と説明しました。 この医療ネットワークは、中核病院の医療情報を他の病院や診療所でリアルタイムに閲覧することができ、患者の同意のもとに患者の医療情報を地域の医療機関で共有できることになります。 これにより、 1 他病院のデータを参照することによりインフォームドコンセントの質が向上することで患者サービスの向上 2 アレルギー情報などの共有することで安全性が向上 3 重複検査の回避 などが期待されます。 ; min-height: 24px このシステムは、平成22年5月の長崎県大村市の医師会による「あじさいネットワーク」の研究会に参加したことをきっかけに、長門市にふさわしい医療ネットワークを作ることを目標に整備されました。今年度中に全システムが完成の予定となっています。 ; min-height: 24px