3月15日(木)、仙崎公民館とその周辺で長門市認知症徘徊模擬訓練が実施されました。この訓練は、認知症患者が行方不明になったことを想定したもので、各機関の連携確認や地域住民の見守り支援の意識を高めることを目的に、長門市と仙崎思いやりネットワークが主催しました。仙崎思いやりネットワークとは、今年度に仙崎地区の住民や関係機関、団体によって設立された住民参加型の行方不明者早期発見システムで、現在約840人が会員となっています。 この日の想定では、午前9時50分に家族が行方不明者の捜索願を長門警察署に提出し、関係機関に連絡が入ったことから10時に仙崎公民館に本部が設置されました。本部では行方不明者の顔写真や特徴が公開され、捜索範囲ごとに5?6人ずつ、7つの班に分かれて捜索を開始。道を歩く人たちに声をかけながらまちを歩き、配られた資料を手がかりに捜索をしました。行方不明者を発見した班はすぐに本部に連絡して本人確認を行い、連絡の連携を確認しました。 行方不明者を発見した参加者の伊藤宏子さんは、「対象者がマスクをしていて分かりにくかったのですが、声をかけることで早めに見つけることができました。今後もこのような訓練に参加して、地域のために活動していきたいです」と話しました。