3月1日(木)、湯本温泉玉仙閣で消防訓練が行われました。これは、本日から始まった春季火災予防運動に伴う防火行事として行われたもので、同旅館の従業員や消防本部、地元消防団ら約40人が参加しました。 訓練では、旅館内から出火を想定し、従業員の避難誘導体制、初期消火、119番通報など早期対応要領の確認を行いながら、消防隊・消防団による火災防御の演習が行われました。 10時30分、館内から出火したというアナウンスが流れ、従業員は宿泊客に扮した別の従業員を避難誘導し、119番に通報。ほどなくして消防隊・消防団が到着しましました。消防隊では、館内の消火活動とともに館内に残された行方不明者の捜索を行いました。 全員の避難が終わってから、消防隊・消防団・旅館による一斉放水が行われ、訓練は終了しました。 訓練の最後に行われた講評では、消防本部の河野予防課長が「今日から春季火災予防運動が始まりました。昨年は東日本大震災など多くの災害が発生し、多くの人命や財産が失われました。災害はいつどこで起こるか、誰にも分かりません。日頃から防火や防災について認識を持つことが重要です。特に湯本は長門でも観光の目玉ですので、絶対に火を出さないようにお願いします」と述べました。 長門市消防本部では、3月6日に緑ヶ丘のウェーブで消火訓練、3月7日に俵山湯町において防火パレードを予定しております。