1月28日(土)、長門市立深川中学校で深川中pta講演会が開催されました。講師は、宮城県気仙沼市でカキ養殖や植樹活動を行っている漁師でエッセイストの畠山茂篤さん。演題は「森は海の恋人」で、全校生徒と保護者・一般市民合わせて450人が参加しました。 畠山さんは、震災の津波でお母さんを亡くし、「津波は海から離れるのではなく、1センチでも高いところに逃げる必要があります。将来、ここを離れて都会に行っても、それは忘れないでください。」と震災での経験を話しました。 続いて、「津波で海には生き物がいなくなって、65年3代続いた漁師ももう難しいと思いましたが、すぐに魚が戻ってきました。いろいろ調査をすると、漁場としては津波の前よりももっと良い状態になっていてびっくりしました。今ではすでにカキ養殖も再開し、出荷も始まっています。」「三陸沖は、アムール川の腐葉土が流れてきていて、その土の鉄分によってプランクトンが育ち豊かな漁場となっています。海を守るためには、森林を大切にしていかなければなりません。」と、自身が進めている「森は海の恋人」活動(植林活動)について話し、自然保護の大切さを話しました。また、そういった活動により、クジラが仙崎湾に来ることを楽しみにしている、ここは私の第2のふるさとになると話しました。