7月28日(水)、油谷大浦沖の海底で「ウニハードル」の設置とアラメ(海草)の移植作業が行われました。これは、海草類がウニなどによって食べられ藻場が減退してしまう現象が各地で発生しており、これを防止しようと漁業者が主体となって山口県と長門市がこれに協力してウニハードルの設置を実施したものです。藻場の減退の影響もあってか、大浦のアワビの漁獲量は平成12年度には約15トンあったものが昨年は5トンにまで落ち込み深刻な不漁に悩まされています。この日は、約1時間かけて海底に2m×2mののウニハードルを2ヵ所設置しました。今後は、今回設置したウニハードルによる藻場の再生効果を見ながら、他の場所にも設置を拡大していくということです。