三隅上の出水川砂防公園の池のもみじの枝に、モリアオガエルが産卵しているのが見つかり話題になっています。モリアオガエルは水面上にせり出した木の枝などに粘液を泡立てて作る泡で包まれた卵塊を産みつけます。卵は1週間から2週間ほどで孵化し、孵化したオタマジャクシは泡の塊の中で雨を待ち、雨で泡の塊とともに下の水面へ次々と落下します。この池は、平成8年に砂防公園の一角に作られたもので、モリアオガエルは約10年前に初めて確認され、毎年少しずつ増えているということです。モリアオガエルは山口県が絶滅危惧種に指定しており、豊かな自然の象徴でもあります。静かに見守りたいものです。