9月13日(日)、ルネッサながとで「第2回歌舞伎ゼミナール」が開催されました。 これは、歌舞伎俳優で長門ふるさと大使でもある市川笑三郎さんを講師に迎えて、歌舞伎のイロハを学ぼうと「文化芸術による創造のまち」支援事業長門市実行委員会が主催したものです。俵山小学校の児童やみすゞ音頭を育てる会「青波」の上利さんもゲスト出演しました。 市川さんは歌舞伎という3文字が、歌=音楽性・舞=踊り・伎=演技を意味していることを一つずつ解説。わかりやすくユーモアを交えた説明に、来場者は時おり笑いを誘われながら熱心に耳を傾けていました。 音楽性では、 和太鼓やつけ板(床に置き拍子木でたたいて音を出す板)を用いた効果音について解説。シーンに応じて強弱やリズムを変え、場の雰囲気を演出する技術が披露されました。踊りでは、歌舞伎の基本動作、立ち回りや見得について助手の市川笑三さん、市川喜猿さんの実演を交えて解説。最後に3人で「太閤三番叟」を披露、演技を体現されました。 学校で子ども歌舞伎に取り組んでいる俵山小学校の児童たちも、市川笑三さん、市川喜猿さんと共にきりっとした歌舞伎の所作を来場者に披露しました。