5月26日(火)、水産高校の遠洋実習船「青海丸」の出港式が仙崎観光基地海浜広場で行われました。 遠洋航海実習に参加する生徒は専攻科の1・2年生22人。出航後、青森県の八戸港で機材や食糧を積み込み、北太平洋海域で34日間サンマの資源調査や海洋観測などを行います。その後ホノルルに入港し、現地では山口県人会の方達との交流や、オアフ島沖でアメリカ海軍の原子力潜水艦に衝突され沈没した愛媛県立宇和島水産高等学校の練習船「えひめ丸」の犠牲者の慰霊碑訪問、ホノルル魚市場見学などが予定されています。 実習生を代表して、専攻科航海科1年の岡村有菜さんが「初めての遠洋航海なので期待と不安でいっぱいですが、大事な調査なので積極的に取り組み、充実した実習になるよう頑張りたいです」と挨拶。出港式終了後、駆けつけた生徒や保護者など大勢の人に見送られながら出航し、64日間にわたる長い航海実習をスタートさせました。 なお、この遠洋航海実習はこれまで水産高校単独で行われてきましたが、来年度から福岡県、長崎県の水産高校と合同で実施することが決まっており、「青海丸」での実習は今年が最後になるとのことです。