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萩焼 坂倉正治

11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0025929 更新日:2024年5月27日更新 印刷ページ表示

県指定 無形文化財 工芸技術(萩焼)

平成25年8月16日指定

 

坂倉家は、旧萩藩御用窯「三之瀬焼物所」の系譜を引く窯元。

坂倉正治は、東京藝術大学美術学部彫刻科卒業後、同大学院陶芸専攻を修了。14代坂倉新兵衛に師事し、昭和53年に15代坂倉新兵衛を襲名した。
 その作品は、萩の土味(つちあじ)を生かした作品を造ることを目標にし、登り窯を主体に使って焼成している。萩焼の技法の一つである「灰被(はいかぶ)り」に象嵌(ぞうがん)による絵付けを施した作品や、白い釉薬を横に掛け流しした作品など、伝統的な技法を基に新しい表現を吹き込んだ独特の作品を発表している。
 平成16年山口県選奨を受賞。平成24年からは日本工芸会山口支部幹事長とともに日本工芸会理事、平成25年には日本伝統工芸会陶芸部会展審査委員に就任して、伝統工芸の発展に尽力している。

 令和6年5月に坂倉新兵衛を子息の坂倉正紘さん(第16代坂倉新兵衛)に譲り、自身は坂倉一渓として引き続き作陶にあたります