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北浦地方のサバー送り
県指定 無形民俗文化財 平成21年4月14日指定
国選択 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
令和5年3月22日選択
この行事は、田植えの後に行われている。農作物に害をなす虫を駆除し、作物の無事な生育を祈願する江戸時代から伝わる『虫送り』の民俗行事である。
地元の人びとの手で、ワラで騎馬武者人形サバーサマとサネモリサマの二体が作られる。飯山八幡宮で三日間の神事が行われた後、人形は、飯山八幡宮を出発し、日置・油谷地区を経由し豊北地域まで送られる。 地域によっては子どもが歌をうたいながら、隣の地域まで運ぶこともある。 (出典『ながとの歴史散歩』)