本文
石造十王坐像
市指定 有形文化財 彫刻
平成18年4月26日指定
飯山八幡宮の参道わき(正明市1区)に地蔵菩薩とともに祀られている。寛保元年(1741)の『防長寺社由来』によると当初安置された飯山八幡宮の楼門から一の鳥居附近へ移転し、藤中の玉泉寺境内に移された。その後明治12年(1879)、現在地に移動。十王とは閻魔大王以下10人の地獄の裁判官。閻魔王台座に「享保十年下野國鈴木仁兵衛之立」と銘があり、享保10年(1725)の造立とわかる。材質は萩石。石造りの十王像は県内でも珍しい。
(出典「長門市の文化財」)