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木造阿弥陀如来立像
市指定 有形文化財 彫刻
昭和57年3月20日指定
ヒノキ材一木造りで、像高92cm。伝来及び作者は不明だが、藤原時代(平安時代中期から後期)の作といわれる。明治初期の神仏分離までは、河原八幡宮に所蔵され、『風土注進案』では、聖徳太子の作と伝えていると記されている。分離令後は真言宗長泉寺に移され、同寺が廃寺となり安置場所を転々としていた。伊上の長安寺跡地に池谷清九郎氏が明治27年(1894)に草庵を建立して安置し、長くその地で信仰を集めていた。令和6年(2024)5月に新別名にある長安寺に遷された。
(出典『油谷町史』他)