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飯山八幡宮大般若波羅蜜多写経附納箱
市指定 有形文化財 書跡
昭和46年10月11日指定
この写経の奥書によれば、西深川板持築地丘にあった「蟠竜山安楽寺」の住職氏曇が大願主となり飯山八幡宮に施入したもの。永徳元年(1381)から書写され康応元年(1389)に完成。全600巻のうち現存するものは296帖。1巻の寸法は縦約27cm、横9.5cm、厚さ1.5cm
の折本仕立てである。
古くから語り継がれていた安楽寺の存在を実証する史料として、また飯山八幡宮と安楽寺をめぐる南北朝時代の当地方の歴史を解明する根本史料としても重要である。 (出典『長門市史 歴史編』)
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