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上利家文書付納箱
市指定 有形文化財 古文書
昭和46年10月11日指定
仙崎大日比の上利家は中世以来この地方に勢威をふるった土豪である。初代、二代は大内氏に仕え、三代目は大内氏滅亡のため浪人となり、四代目は毛利氏に召し抱えられ奉行代役となった。のちに大日比に土着し、代々庄屋・年寄役など要職を務めた家である。
上利家に伝わる古文書で一番古いのは南北朝初期、暦応2年(1339)の文書。以後、室町、江戸、明治期と133点を数える。内容は地域の土地所有関係、関係系図、農業や漁業の状況等、当時を知る上で貴重な資料である。(出典『長門市史 歴史編』)