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長門市向岸寺の鯨位牌 及び 鯨鯢過去帖
県指定 有形民俗文化財
昭和50年3月22日指定
青海島の通は江戸時代、北浦捕鯨の中心地として栄えた。通の向岸寺には元禄5年(1696)、鯨墓が建立され、鯨位牌が安置された。
位牌は全高77.5cm、幅22.4cm、基壇部の奥行き15.2cm。
過去帖は長さ671.7cmの34折の折帖。そこには、1804~1837年に捕獲された鯨の戒名(242)、鯨の種類、捕獲した場所、捕獲した組名を年月日順に記入されている。300年を経た現在も、春には向岸寺で鯨回向が営まれる。(出典『長門市の文化財』)
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