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木造四天王立像
県指定 有形文化財
平成27年12月18日指定
四天王像は仏教守護の武神として、通常須弥壇(寺院の仏殿で仏像を安置する壇)の四方に配される。二尊院の所有で、各像ともヒノキの寄木造。写実的で、彫刀の冴えをみせる優作である。鎌倉時代中期の作と思われる。各像とも後世に極彩色を施されており、像高は「持国天」75.5cm、「増長天」73.7cm、「広目天」74.5cm、「多聞天」77.2cm。
同寺には、修理の際、多聞天の左股から出たと伝えられる小紙片が保存されている。それよれば、国宝に指定されている釈迦・阿弥陀二尊と製作時期が同じであると考えられる。 (出典『油谷町史』)
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