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木造釈迦如来立像・木造阿弥陀如来立像

11 住み続けられるまちづくりを
ページID:0023652 更新日:2023年4月29日更新 印刷ページ表示

木造釈迦如来立像木造阿弥陀如来立像国指定 重要有形文化財 彫刻

昭和19年9月5日指定

 二尊院は、寺伝によると大同2年(807)、最澄(伝教大師)の創建。二尊を並立させて本尊とするのは、全国でも珍しく、京都の遣迎院や二尊院でみられる。

 仏像は、像高は釈迦像が97.7cm、阿弥陀像が98.3cmいずれもヒノキ材の寄木造りで(しっ)(ぱく)内刳(うちく)り、(ぎょく)(がん)水晶嵌(すいしょうがん)()りの像。後背・台座はともに後のものである。

 昭和27年(1952)に京都で解体修理が行われた際、阿弥陀像の胎内及び台座に墨書銘が発見された。右耳の箇所は「文永五年八月日」(1268)、左耳の箇所は「法橋院□」、胎内前面の箇所には「文永三年月日」とあり、鎌倉時代中期に京都で作られたことが判明した。釈迦像は清涼寺式釈迦像といわれる特異な形姿で、鎌倉時代に多く摸刻されており、同時代の作と推定される。(出典『油谷町史』ほか)

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