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青海島鯨墓
国指定 史跡
昭和10年12月24日指定
延宝7年(1679)、通・向岸寺の五世賛誉上人は、隠居所の清月庵に観音堂を建立して、捕獲した鯨の回向を始め、元禄5年(1692)には、鯨組網頭の手によって鯨の胎児の墓を建立した。墓は花崗岩でつくられ、高さ2.4m、幅46cmである。墓の背後には、明治時代までの200年以上にわたり、鯨の胎児70数体が埋葬されている。墓石の正面に鯨を供養する言葉が刻まれている。なお、本寺の向岸寺には鯨の位牌と過去帳が安置されており、それらは県の有形民俗文化財に指定されている。
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