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日露首脳会談のワーキング・ディナーの献立に使用された食材を紹介します。
仙崎ぶとイカや長州地どり、長門ゆずきちなど長門市が誇る食材が日露首脳会談のディナーに提供されました。
長門市の産品は「長門市ふるさと寄附」のお返しの品としても提供しています。
長門市ふるさと寄附サイト<外部リンク>
世界には約450種類のイカが存在すると言われています。これほどまでにイカを食す人種がいるのだろうかと思われるほど、イカを食す日本人。我々の食卓に欠かせない食材の一つでもあるイカ。そんな中、味もさることながら、その透き通った体で、優雅に泳ぐ様子などを形容し『イカの女王』と呼ばれるイカがいます。
九州北西沿岸域から日本海西南海域にかけて多く生息する「ケンサキイカ」です。山口県沿岸はその地形上から、大陸棚が急角度で落ち込み、激しい潮流が発生します。そこで育つケンサキイカの多くは、身が引き締まり、甘みが強いと全国的にも高い評価を得ています。
女王の名にふさわしい、透明な体は他のイカでは到底叶わないものであり、活け造りにした際の美しさは言うまでもありません。
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美味しさと手軽さをバランスさせた長州地どりは、弾力のある肉質、適度な歯ごたえ、底味・濃厚な旨みと香りが食欲を掻き立てる地鶏です。肉質の優れたロードアイランドレッド種と、産肉性に富んだロードセックス種を掛け合わせ、飼育日数を80日以上、1平方メートル当たり10羽以下の飼育密度で飼育されます。
エサには抗生物質や合成抗菌剤を使用せず、地元産の飼料米や3種類のハーブを与えています。その効果として脂肪酸の一種であるリノール酸が減少するほか、生活習慣病の予防・改善に効果が期待されるオレイン酸が増加する傾向にあると言われています。コクとまろやかさ、脂の香りと甘み、風味が特徴的な地鶏です。
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長門の国で生まれ、柚子よりも優れたという意味で「長門ゆずきち」と名付けられた山口県萩市田万川地区に古くからある果樹です。古くは地元の庭先果樹として親しまれ、約250年の歴史があります。この地域の固有種として栽培、活用されており、調味料からお菓子などの素材としても幅広く利用され、その味と香りは多くの人に認められています。
レモンやカボスと同じ香酸柑橘で、さわやかな香りとまろやかな酸味が特徴。ゴルフボールよりやや大きめで、果皮が薄く種が少ないため、豊富な果汁はどんな料理にも合います。
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日本最西北端の養殖場で育てられた車海老。水温が低い中で育成されたため身に締まりがあり、甘みが強いのが特徴です。
四季を通じて温暖な気候が特徴の日本海北浦地区は、山と海に囲まれた空気の綺麗な地域です。広大で、沢山の太陽の光が射す長門市油谷地区や三隅地区では、いちご栽培が盛んです。冬場特有の大きな昼夜の寒暖差を利用し、芳醇な甘さの宝石が作られています。
冬の市場を、鮮やかに彩るいちごは、年末から出荷を迎え、春に最高の味を提供します。瀬戸内地方に比べると日照時間が少ないと言われている冬場は、いちごにとって様々な影響をあたえます。少ない日照時間のため、収穫量が減りますが、その分、甘さや酸味をしっかりとたくわえ、他の産地にはない極上の味覚を備えます。
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長門市油谷向津具半島の油谷島で作られる塩。油谷湾には大きな二本の川が流れており、海と森の栄養が重なり合う「汽水域」となっています。味や旨みを決めるのは森がどれだけ豊かであり、それが海にとどまっているかによります。この油谷という地域は50%以上原生林を残しており、自然そのものが多く残っている土地です。そこで作られる塩は日本でも稀有な、季節によって味の違いが出る塩です。
製法は海水を濃縮して塩の結晶を作り出す昔ながらの製法。海水をポンプでくみ上げ、立体式塩田で太陽と風を利用して味を濃くしていき、2週間寝かせます。その後釜焚きや本焚きなど行い、手間も暇も十分にかけて作られます。
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アカモクは褐藻網ヒバマタ目ホンダワラ科に属する海藻です。アカモクは北海道東部を除いた日本全土の浅瀬に分布しています。また、朝鮮半島や中国及びベトナム北部まで分布しています。アカモクはミネラルや食物繊維が豊富で、美容や健康に良いと注目を集めている食材です。
市内の農家が育てた蕪が「千枚蕪漬け」として提供されました。