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軟骨伝導イヤホンを市役所・支所・出張所に導入しました
軟骨伝導イヤホンを市役所・支所・出張所に導入しました
長門市役所では、主に高齢による難聴者へのサービス向上のため、令和5年7月3日、中国地方の自治体では初めて(長門市調べ)軟骨伝導イヤホンの試験導入(本庁のみ)しましたが、令和6年6月3日から、市役所本庁に加え、支所、出張所にも配置しました。
長門市では、これまでも耳の聞こえづらい市民との窓口でのコミュニケーションの手段 について検討を進めてきたところですが、令和元年9月に包括連携協定を締結した「よい 仕事おこしフェア実行委員会」との連携により、令和5年4月から窓口に同じ軟骨伝導イヤホ ンを導入した同委員会事務局の城南信用金庫(東京都)から情報提供をいただき、導入に 至りました。
本庁での利用者アンケートの結果、好評であったことから、支所・出張所においても利用を開始することとしました。
設置場所
- 市役所本庁
- 三隅支所
- 日置支所
- 油谷支所
- 通出張所
- 仙崎出張所
- 俵山出張所
- 宇津賀出張所
- 向津具出張所
装着イメージ
耳穴前の軟骨ポケットに引っ掛けるように装着します。
軟骨伝導イヤホン
本体部分(写真左)イヤホン部分(写真右2点)
特徴としては、骨伝導イヤホンに比べ音漏れが少なく、ハウリング(ピーピー音)がありません。また、独自のイコライジング技術を利用しているため、話声が聞き取りやすくなっています。
利用方法
市役所本庁総合受付では、庁内での貸し出しを行っています。
お名前と連絡先のみ記入いただいたのち、使い方を説明いたします。
利用が終わりましたら、総合受付にお返しください。
それ以外の支所・出張所では窓口に設置しておりますので、ご利用ください。
「軟骨伝導」について
軟骨伝導は、2004年に奈良県立医科大学理事長・学長の細井裕司先生が発見しまし た。従来からある気導経路(音源~外耳道~鼓膜~蝸牛)、骨伝導経路(骨伝導振動子~蝸 牛)とは別の経路(軟骨伝導振動子~耳介軟骨~外耳道~鼓膜~蝸牛)を用いた新しい聴 覚です。特徴としては、音漏れがなく、耳穴をふさがないので耳閉感や咀嚼時の雑音を感 じない、左右の内耳に音情報を送るのでステレオ音が得られる、などがあります。
「よい仕事おこしフェア実行委員会」について
2018年(平成30年)に設立され、全国の信用金庫の取引先企業相互の新たな出会 いの機会を創出するビジネスマッチングイベントを主催する他、地域の活性化や産業振興 を図るため、相互に協力して地域社会の発展に寄与することを目的とした「よい仕事おこ しネットワーク」を運営しています。