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仙崎引揚80周年記念事業 ながとに残る戦争の記憶展

ページID:0061044 更新日:2025年12月10日更新 印刷ページ表示

戦争・海外引揚から80年

長門市には、引揚港としての歴史を持つ仙崎があります。また、市内には当時の様子をしのぶことができる場所があります。

企画展では、市内での出来事を主軸に、当時の時代背景などをあわせて展示します。

また、企画展期間中、引揚港仙崎や市内に残る戦跡に目を向け、その地を巡るバスツアーや貴重な体験を当事者から聞く「今、語る。あの日のわたしの記憶」を開催します。

節目の年だからこそ、このまちで起こったできごとや先人たちがどんな思いをもって生きていたのかを知り、「次世代に何を伝えるか」「平和な日常の礎となったできごと」「平和の大切さ」を考えてみませんか?

第5回「今、語る。あの日のわたしの記憶」を開催しました

 12月10日(水曜日)、長門市立図書館において「第5回 今、語る。あの日のわたしの記憶」を開催しました

 今回お話しいただいたのは、戦時中を通地区、渋木地区で過ごした諏山治之さんと油谷地区で過ごした森本ミチコさんです。
 諏山さんは、アメリカ軍の爆撃機(B29)が隊列で低空を飛ぶ姿が、轟音をたてながら黒い機体が空を埋め尽くすように見えたことがたいへん恐ろしかったこと、戦後すぐの教科書は見られると都合の悪い箇所が墨でぬりつぶしてあったことなど小学生時代の体験を話しました。
 一方、森本さんは、自宅の近くに爆弾が落ちて恐ろしかったこと、真夏なのにわたが入った防空ずきんをかぶって防空壕に避難し、たいへん暑い思いをしたことなどの体験を話しました。

 また、座談会では参加者が戦時中の体験について、仙崎にあった高射砲から爆撃機に向けて爆弾が発射されたことや引揚者が子どもを中国に残してきたことを悲しむ姿をみたこと、仙崎から故郷に帰る途中で持っていたわずかの食料を自分に分け与えてくれた人がいたことなどの貴重な体験が話され、参加者は真剣に聞き入っていました。

 諏山さん
  ▲B29の機体を見た体験を話す諏山さん

 森本さん
  ▲自作した説明パネルを見せながら話す森本さん

 ざだんかい
  ▲自身の戦争体験が次々に発表された

仙崎引揚の地に石碑を設置しました

 11月26日(水曜日)、仙崎の引揚の地にあった碑が石製のものに新しく更新されたことから、現地でセレモニーを行いました

 長門市では、仙崎引揚80周年記念事業の一環として石碑の設置を行いました。これまでは金属製の碑でしたが、戦後100年またその後の世代まで引き継がれるよう説明プレート付きの石碑を設置したものです。引揚港仙崎のシンボルとして、長門市で引揚が行われた事実を多くの方に知っていただくとともに、あたたたく引揚者を迎えた仙崎の人々や先人がどんな思いをもって生きていたのかを知っていただく機会としたいと考えています。

 セレモニーでは、ヒストリアながとの学芸員が引揚や石碑設置の経緯について説明しました。
 それから仙崎港から引き揚げた人や仙崎で引揚者を迎えた人、平和活動をされている人などおよそ10人が集まり、記念撮影を行いました

記念写真
 ▲石碑の設置に合わせ、関係者が集まった

せれもに
 ▲引揚港仙崎の歴史や30年前の引揚50周年記念事業の内容を説明した

第4回「今、語る。あの日のわたしの記憶」を開催しました

 11月7日(金曜日)、長門市立図書館において「第4回 今、語る。あの日のわたしの記憶」を開催しました

 今回は、お話しいただいたのは高見幸雄さんと内山滋さんのおふたりです。
 高見さんは現在の大韓民国で生まれ、終戦後母と姉とともに仙崎港に引き揚げました。その後、復員した父とともに日置の雨乞に入植して開拓。電気も水道もない土地を切り開き、野菜や葉タバコの生産などで生計を立てようとしましたがうまくいかず、その後始めた苗木生産でようやく生活を安定させることができ、昭和が終わるころに新しい苗木の生産方法を確立したことにより、いまでは雨乞いが山口県下でも有数の苗木生産地となったことなどをお話しいただきました。
 また昭和4年生まれの内山さんは、志願兵として入隊し、滋賀県大津市に当時あった兵学校に入ります。空襲で命が危なくなる場面にも出会いながら、出征する前に終戦。戦後は農協職員として働き、兵学校時代の同期とは機関紙を発行したりするなど戦後もつながりを持っていたことなどをお話しいただきました。

 次回は12月10日(水曜日)、長門市立図書館で行います。
 参加をご希望の方はヒストリアながとまでご連絡をお願いします

たかみさん
 ▲日本に帰って初めてお父さんに会ったという高見さん

内山さん
 ▲終戦時のころをはっきりと記憶している内山さん

ながとに残る戦争の記憶Map

長門市内には、海外引揚上陸跡地のほかにも戦跡があります。下記URLからご覧ください。

https://nagato-senseki.reearth.io/<外部リンク>

企画展「ながとに残る戦争の記憶」

開催期間 

令和7年7月5日(土曜日)~11月9日(日曜日)
※6月30日~7月4日までは展示替えのため休館となります

開催場所

長門市総合文化財センター(ヒストリアながと)

開館時間

9時00分~17時00分(入館は16時30分まで)

休館日

月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は翌火曜日が休館日)
9月30日(火曜日)~10月3日(金曜日)は展示替えのため休館

展示内容

ふね
 ▲引揚船の乗組員が制作した興安丸など関釜連絡船の模型

しゃしん
 ▲戦時中の長門市を撮影した写真
  赤崎山を開墾している様子や市内を行軍しているところ、桟橋などを
  写した貴重な写真を展示しています

旗
 ▲恩師が出征することになり、教え子が書いた「寄せ書き日の丸」

しょうげん
 ▲引き揚げた仙崎の地で受けたあたたかいおもてなしに対するお礼状が
  仙崎婦人会に届けられた

 

地元の小学生に引揚体験をお話ししました(第3回 今、語る。あの日のわたしの記憶)

 10月10日(金曜日)、仙崎交流プラザにおいて「第3回 今、語る。あの日のわたしの記憶」を開催しました

 今回は、昭和21年に仙崎港に引き揚げた瓜生さんが、引揚の地元である仙崎小学校6年生に向けてご自身の体験を話しました
 瓜生さんは北京で引揚げ、天津から引揚船に乗って1週間かけて仙崎港に引き揚げました。
 戦後、外国兵士が家に押し入り、家族が拳銃を突き付けられたことや引揚船に乗る際に、病気になった子ども(当時4歳の瓜生さん)を
船に乗せてはいけないと現地の人から言われ、取り上げられないように瓜生さんのお母さんが必死に守ったことなどの話を熱心に聞いていました。
 うりゅう
  ▲児童に自身の体験を語る瓜生さん

 うしろ
  ▲夢を持ち続ければ、つらいときも心の支えになると
   児童たちに思いを話した

 めも
  ▲話の内容を熱心にメモをとる児童

今、語る。あの日のわたしの記憶 第2回を開催しました

 9月4日(木曜日)、長門市立図書館において「今、語る。あの日のわたしの記憶」を開催しました。
 戦争や引揚を体験した方に当時のお話を語っていただく会として8月21日に引き続き2回目の開催となりました。
 今回は引揚時に仙崎に住んでいた吉津さん、中嶋さん2名の方に当時混乱期にあった仙崎の様子や泊めた引揚者が自分の家で亡くなられたことなどお話しいただきました。
 参加した15名の皆さんは当事者の生の声に真剣に耳を傾けていました

みんな
 引揚時に仙崎で暮らしていた人の証言は貴重

吉津さん
 引揚者を自宅に泊めた吉津さん

中嶋さん
 引揚時の仙崎の様子を詳しく話した中嶋さん(右)

「長門市の戦跡めぐりバスツアー」を開催しました

8月24日(日曜日)、企画展の関連イベントとして仙崎引揚の地や油谷大浦飛行場跡の戦跡をバスでめぐり、ヒストリアながと企画展のギャラリートークに参加する「長門市の戦跡めぐりバスツアー」を開催しました。市内外から40人の方に参加いただきました。

ひきあげのち
 仙崎の引揚船からの上陸の地を案内

兵舎
 油谷大浦にある兵舎あと。
 現在は草木に覆われており80年の歳月を感じさせる

滑走代
 油谷大浦に残る飛行機の滑走台の跡
ひすとりあ
 バスで戦跡を巡った後、参加者はヒストリアながとで学芸員によるギャラリートークに参加した

戦争体験者からお話を聞く会「今、語る。あの日のわたしの記憶」を開催しました

 8月21日(木曜日)に長門市立図書館において、戦争体験者から当時の貴重なお話を聞く会を開催しました。
上田さん
静岡で遭遇した空襲の恐ろしさを忘れることができず、今でも盆になると思いだしてしまう。
今は何不自由ない生活を送っているが、絶対に戦争はしてはならず、今の幸せを続けていかなくてはならないということを心に刻んでほしいと話した上田さん

大道さん
平壌で終戦を迎え、佐世保に引き揚げた大道さん。
引揚の道のりは困難を極め、病気で兄姉を亡くした。
全員
約20人の参加者が体験者の話に耳を傾けた

企画展チラシ

お

うら

企画展チラシ [PDFファイル/3.93MB]

 

 

 

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