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令和2年3月長門市議会定例会 行政報告(3月23日)
行政報告
1.「新型コロナウイルス感染症対策」について
3月3日の山口県内での新型コロナウイルス感染症確認に続き、昨日3月22日には下関市で4例目となる感染者が確認され、本市においても予防対策に加え、万が一、感染症が発生した場合の蔓延防止についての対応が必要となっております。
市民の皆様には、この間、小中学校の臨時休業や、市主催イベントの中止・延期、さらには公共施設の休館など、ご不便をおかけしてきたところですが、引き続き、感染予防のために、ご理解とご協力をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
さて、国におかれましては、3月10日に第2弾となる新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策を取りまとめられました。この中では、雇用調整助成金の特例措置の拡大や、フリーランスを含む個人事業主、売上高が急減している中小・小規模事業者に対する資金繰り対策としての強力な金融措置も打ち出されております。
このような中、本市におきましても、観光業、飲食・宿泊業などあらゆる業種において、経営面での影響が生じている中小・小規模事業者の皆様に対する金融支援としまして、対象要件や融資枠を拡大した特別融資保証制度を創設いたしたところであります。
また、こうした融資制度に加え、事業を行われる皆様へのワンストップの相談窓口を市役所本庁舎1階ロビーに設け、固定資産税や市県民税などの納税等を含め、1箇所でご相談いただける体制を整え、さらには本市の備蓄マスク5,100枚を、市内医療機関や社会福祉施設等に提供いたしたところであります。
今後も、安全安心を第一に考え、県などの関係機関と連携しながら、市民の皆様の不安解消と生活の安定に向けて全力で取り組み、感染拡大の防止に一層努めてまいります。
2.道路協力団体の指定について
このたび長門湯本温泉観光まちづくり事業において整備しました市道の利活用の推進及び日常管理を目的といたしまして、「長門湯本オソト活用協議会」を道路協力団体として指定いたしました。
道路協力団体制度とは、道路管理者と連携して業務を行う団体として法律上位置づけることにより、自発的な業務への取組を促進し、地域の実情に応じた道路管理の充実を図るものです。
本制度を活用することにより、長門湯本温泉観光まちづくり事業において、これまで取り組んできた社会実験や地域の方々との協議を踏まえて決定した、プランターやベンチの設置などに取り組むことで、安全な道路空間をつくることにより、散策者に滞在していただく環境を築くことが可能となります。
今後は、「長門湯本オソト活用協議会」による道路空間を利用した新しい賑わいの創出とともに、道路の清掃、植栽管理など公的活動をあわせて実施していただくことで、そぞろ歩きが楽しめる温泉街が形成され、道路管理の充実も図られるものと期待しております。