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令和6年禁煙週間のお知らせ
令和6年度「禁煙週間」のお知らせ
5月31日~6月6日は禁煙週間
世界保健機関(WHO)では、5月31日を「世界禁煙デー」、厚生労働省では、5月31日~6月6日を「禁煙週間」と定めています。喫煙が健康に与える影響などについて、皆で考える機会とするために定められました。
今年度の禁煙週間のテーマは、「たばこの健康影響を知ろう!~たばことCOPDの関係性~」としています。
たばことCOPDの関係性
COPDとは慢性閉塞性肺疾患のことであり、たばことCOPDは密接なつながりがあります。COPDはたばこなどに含まれる有害な粒子やガスを吸い込むことによる進行性の疾患で、動作時の呼吸困難や慢性の咳・痰が症状として現れます。そして、たばこはCOPDのリスクの9割を占め、世界でも疾患別死亡順位が第3位であり、2019年の1年間におよそ300万人がCOPDで亡くなっていると推計されるほど怖い疾患です。しかし、COPDは禁煙で予防できる疾患です。自分と周りの人の健康のためにも積極的に禁煙や受動喫煙防止に取り組みましょう。
禁煙による健康への効果
長年たばこを吸っていても禁煙するのに遅すぎることはありません。禁煙をすると24時間で心臓発作のリスク低下がみられ、禁煙後早ければ1か月経つと咳や痰などの呼吸器症状が改善します。さらに1年後には肺機能が改善し、2~4年後には虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが約1/3減少します。禁煙を継続するほど様々な病気にかかる危険が非喫煙者のレベルに近づくことも分かっています。自力での禁煙が難しいと思われる方は専門家による支援や治療を受けることも可能で、保険適用で受けることができます。禁煙週間をきっかけに禁煙に取り組まれてみませんか。
禁煙や健康についての相談は、各地区保健センターで健康相談を実施していますので、お気軽にご相談ください。