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私たちが住んでいる長門市を、快適で住みよいまちにするためには、市政について市民全員が 集まっていろいろな意見を出し合い、自分たちの手でその実現に向けて努力していくことが理想です。
しかし、実際は市民全員が集まってこのようなことを行うことは困難です。そこで、市民に代わって市政の運営を進めてもらうために、私たちは選挙により市 民の代表者である市長と市議会議員を選び、その代表者によりいろいろな課題について審議を行い、どのように対処すべきかを決定しています。
市議会が議決機関とも呼ばれるのはこのためです。
議会は市長が招集し、上程されたさまざまな議案の審議を行います。そして、議案の内容が適 切であるかどうかを議員が慎重に検討し、この議案の可否を多数決で決定します。議会で可決された議案については市長がその事務を行いますが、否決となった 議案についてはその事務は行われないことになります。
このように、市政運営の最終決定は議会が行い、市長がその実現に向けて取り組むというように、議会と市長が役割を分担しています。議会と市長は立場こそ 違いますが、市民の生活の向上を目指すものです。
市議会は定期的に開かれる定例会と、必要に応じて臨時的に開かれる臨時会とがあります。
・定例会・・・3月、6月、9月、12月の年4回
・臨時会・・・必要に応じて臨時に招集
議会の招集・議案の発送 (市長が招集し、議案を 各議員に発送)
議会運営委員会 (議会運営を円滑に行うために、本会議の運営について協議)
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本会議(初日~)
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常任委員会(3委員会開催)
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本会議(最終日)
議員は4年ごとに行われる選挙で選ばれます。
長門市では、平成17年3月22日の合併に伴い、合併特例法による議員定数特例を採用したため、最初の任期の4年間は定数30人でした。
以降、2度の改正を行い、現在は定数18人となっています。
議長・副議長は議員の中から選挙により選ばれます。
議長は議会を代表し、議場の秩序を守ること、議事の整理、議会事務の取りまとめなどの仕事を行います。
副議長は、議長が病気や出張で不在のときに、議長の代わりを務めます。
議会の内部機関として、予備審査的な機能をもつ常任委員会が設けれ、委員がそれぞれ専門的 な立場から自由に討議を行い、詳細な審査を進めることにより議会の能率的な審議を図ることができます。
長門市では、下表のとおり予算決算、総務産業、文教厚生、広報広聴の4つの委員会が設置されています。
議会運営を効率的に行うため、各常任委員会(広報広聴委員会を除く)から委員長及びもう1名づつの計6人が選出され、議事の取り運びや意見調整などが話し合われます。
特別委員会は、2つ以上の常任委員会に関連する事項または事項の重要性、特殊性、複雑性等により、常任委員会で審査や調査を行うよりも特別委員会を設けたほうが適当と認められる場合など、特定の事件や調査をするために必要のある都度、議会の議決により設置されます。
現在本市議会では、議員定数等調査特別委員会が設置されています。
市政について同じ考え方、意見を持った議員が集まってつくる団体のことをいいます。
議員の報酬等については条例等により下記のとおり定められています。
特別職の職務にある者の旅費相当額
自宅から市役所までの実測距離km×単価(30円)
議 員1人につき月額7,500円(年額90,000円)
法令により開催が義務付けられでおり、その回数も条例により開催回数が定められています。
法令により開催が義務付けらている定例会に対して、特定の事件に限り特別の審議をするため に臨時に招集される議会をいいます。
議員全員で構成される会議で、市の重要な議案を審議し、議会の意思を決めます。原則としてその意思は出席議員の過半数で決定されます。
議会の会議を行う期間をいいます。
定例会、臨時会を問わず、議長は、すべての議事に先立って本会議の冒頭に議会を開会する旨を 宣告します。
その日の会議を開くことをいい、議会の始まりという「開会」とは異なります。
会期中であっても本会議を開かない日をいいます。休会中に常任委員会審議等が行われます。
その日の会議を閉じることをいいます。その日に予定されている議事日程がすべて議了したとき は、議長は散会を宣告してその日の会議を閉じます。
議事日程の一部を議了しないか、または全部終わらず、その日の日程を他の日に延期して会議を閉じることをいいます。
議会においてすべて審議すべき事件が議了し、議長の宣告によりその議会を閉じることをい います。閉会が宣告されますと、それ以後、次の議会が招集されるまでは、議会としての活動能力はなくなります。