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物語によって花開いた豊かな独創性~みすゞがふれた物語展開幕~

ページID:0032417 更新日:2020年9月5日更新 印刷ページ表示
みすゞはジャンルや年代を超えた多くの物語にふれていた

みすゞはジャンルや年代を超えた多くの物語にふれていた
展示の見どころを紹介する盛澤学芸員
みすゞが読んだ物語や物語を取り入れた詩を展示
擬音からもみすゞの独特の感性が感じられる
みすゞの詩「二つの小箱」には小人の島が登場する

 9月5日(土曜日)、金子みすゞ記念館で新たな企画展となる「みすゞがふれた物語展」が開幕しました。

 金子みすゞの詩の中には、日本の昔話や古典、外国の童話や小説などさまざまな物語を題材にしたものがあります。今回の企画展では、みすゞの詩と物語をともに紹介し、みすゞがどんな物語を読んでいたのか、それをどのように捉え、詩に活かしたのかに焦点を当てています。

 金子みすゞ記念館の盛澤香乃学芸員は、「なぜ、みすゞさんはこんなに素敵な詩が書けるのですかという質問をいただくことが多いのですが、みすゞは読書家で、たくさんの物語を読むことによって豊かな想像力を養い、鋭い観察力を持ち合わせていたからではとお答えしています。今回の企画展では、みすゞは物語を知識として取り入れるだけでなく、自分なりにどう捉えていたのかを解説しています。みすゞが物語を読んでどんなことを考えていたのかを感じてもらえると思います。子供から大人まで楽しめる内容にしましたので、多くの方に見ていただければ。」と話していました。

 「みすゞがふれた物語展」は10月31日(土曜日)まで開催される予定です(9月7日は台風10号接近のため、臨時休館となります)。