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2月5日(水曜日)、市内すべての保育園・幼稚園に長門大津くじら食文化を継承する会から約40kgのニタリクジラの鯨肉が提供され、竜田揚げとして園児・職員に振るまわれました。
同会では平成19年度から、伝統的な食文化に親しみを持ってもらおうと提供を続けており、当初は各地区3年に一度だったものの、平成25年度からは市内すべての保育園・幼稚園に一斉に提供を行っています。
この日は、三隅保育園でセレモニーが行われ、同会の上田俊成会長は「この地域では昔からクジラを食べて暮らしてきましたが、現在ではあまり食べなくなった。昔から食べてきたクジラ肉をこの機会に味わってください」とあいさつ。続いて、江原市長が「今からクジラについて勉強します。家に帰ったら今日のクジラのお話しや竜田揚げの味などを家族の皆さんにしてみてください」と述べました。
その後、くじら資料館の早川義勝館長が、クイズ形式でクジラのひげや歯などを紹介。クジラのひげや歯を実際に触った園児は、「チクチクする」「大きい」などと驚いていました。給食の時間になると、園児・職員など約80人は、上田会長や江原市長と一緒に竜田揚げを味わいました。年中の石川さんは「おいしかった。またクジラ肉の竜田揚げを食べたい」と感想を語りました。