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55日間の実習に出発~実習船「海友丸」出発式~

ページID:0029452 更新日:2020年1月21日更新 印刷ページ表示
乗船者69人がホノルルに向けて出発

乗船者69人がホノルルに向けて出発
酒井祥栄さんは「一回り、二回りも大きくなって全員元気な姿で仙崎港に帰港することを誓います」と決意表明
船長らに花束が贈呈された
生徒や保護者に見送られながら、約18,000kmにも及ぶ航海に出発
3月15日(日曜日)に仙崎へ帰港する予定となっています

1月21日(火曜日)、仙崎からハワイに向けて、大津緑洋高校水産校舎の生徒を乗せた実習船「海友丸」が出航しました。

 同校では毎年、専門的な知識と技術を習得し、国際理解を深めてもらおうと遠洋航海実習を実施しており、同校海洋技術科の2年生と専攻科1年生、福岡県立水産高校専攻科1年生、船舶職員や指導教官など合計69人が乗船。55日間の実習の中で、マグロはえ縄漁業やホノルルでの山口県人会との交流、えひめ丸慰霊碑訪問などを行います。

 出航式では、はじめに原田治幸校長が「長い船上の生活に対して色々な不安や緊張があると思います。大切なのは船の中のルールをしっかりと守り、先輩のアドバイスを聞くことで、船上の生活も早くなれることです。みなさんは日本の水産業・海運業の期待の星。この期待を胸に受け止め、感謝の気持ちを忘れず、みなさんがさらに大きく成長して仙崎に帰ってくることを期待しています」とあいさつ。

 その後、生徒を代表して、海洋科学科2年生の石川翔梧さんが「荒波の中で苦しいとき、つらいときもあるかと思いますが、仲間と協力し友情を深め、いろいろな困難を乗り越えてください。」と実習生を激励し、千羽鶴を贈呈。その言葉を受けて、海洋技術科機関コース2年生の酒井祥栄さんは「実習でしか学ぶことができないことを多くのことを体験・習得し、一回り、二回りも大きくなって全員元気な姿で仙崎港に帰港することを誓います」と決意表明を行いました。その後、船長らに花束が贈られ、校歌斉唱で式典を終えると、実習生は「海友丸」に乗船。生徒や保護者に見送られながら、約18,000kmにも及ぶ航海に出発しました。

 1月22日(水曜日)に下関で出国手続きを行った後、実習生はマグロはえ縄漁業を行いながらホノルルを目指し、現地時間2月22日(土曜日)にホノルルに入港予定。3月12日(木曜日)には焼津に入港して水揚げを行い、3月15日(日曜日)に仙崎へ帰港する予定となっています。