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9月11日(月曜日)、長門大津くじら食文化を継承する会から、市内5ヵ所の特別養護老人ホームに鯨肉が提供されました。
同会では、鯨肉を懐かしんでもらい、鯨食の普及を図ろうと、平成25年度から毎年この取組を続けています。この日は、深川湯本にある特別養護老人ホーム吉祥苑でセレモニーが行われ、入所者や職員など約120人が出席。はじめに同会の上田俊成会長が「毎年順番に特別養護老人ホームをまわっていますので、5年目にしてようやく皆さんにお会いすることができました。今日は栄養価の高い鯨肉を食べて、また5年後、お互い元気な姿で再会しましょう」とあいさつしました。
続いて、大西市長が「わたしは鯨肉を食べて育った世代。慣れ親しんだ味を、今日は皆さんと一緒に味わいたいと思います」とあいさつし、最後に通鯨唄保存会によって、通鯨唄「祝え目出度」と「朝のめざめ」が披露されました。昼食では、鯨肉の竜田揚げとステーキが振る舞われ、入所者からは「ステーキがやわらかくておいしかった。子どものころにたくさん食べてきたので、懐かしい気持ちでいっぱいです」といった感想が聞かれました。
今回は、東深川の恵光苑、三隅の明和苑、日置のへき楽園、油谷の養寿苑と合わせて、約800人分、36kgの鯨肉が提供されたとのことです。