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通地区で活動した3年間を振り返る

ページID:0019393 更新日:2017年6月23日更新 印刷ページ表示
地域おこし協力隊のメンバーから、花束や木で作られた表彰状の贈呈を受ける馬來さん(右)

地域おこし協力隊のメンバーから、花束や木で作られた表彰状の贈呈を受ける馬來さん(右)
報告会には、地域住民を中心に約40人が参加
3年間の活動を、当時のエピソードとともに紹介する
報告を終えると、会場は大きな拍手に包まれた
参加者全員で記念撮影

 6月23日(金曜日)、今月末で3年間の任期を終える地域おこし協力隊(通地区担当)の馬來政成さんが、通公民館で退任報告会を行い、地域住民や地域おこし協力隊のメンバーなど約40人が参加しました。

 馬來さんは、平成26年7月に市内で3人目の隊員として通地区に着任しました。1年目は、地区内のさまざまな会合に参加して顔を覚えてもらうところからスタートし、くじらが描かれたマンホールのふたの色塗りや、「紫陽花の沢」の整備などに着手。2年目は、地区内の見どころや風情あるまちなみを多くの人に知ってもらおうと、「くじらの里スタンプラリー」を企画したほか、オリジナルの切手やパンフレットの作成、ブログをはじめとするインターネットを活用した情報発信などを行いました。

 最後の1年間は、これまでの活動に加え、海を越えて移動する希少な蝶「アサギマダラ」が好む植物「フジバカマ」の花壇を整備。毎年開催される「通くじら祭り」では、赤いふんどし姿で古式捕鯨を実演する参加者を全国から募集したほか、フォトコンテストを企画してPRの強化を図りました。また、日露首脳会談をきっかけとして注目を浴びた、通大越の浜にある日露兵士の墓碑周辺の整備にも携わりました。

 3年間を振り返り、馬來さんは「通地区の何気ないものにも、注目している人がいることを知りました。地域の魅力を発信し、実際に足を運んでもらうには、イベントがすべてではありません。地域に合ったやり方を見つけて、無理なく継続していけることが一番大事だと感じました。3年間、ありがとうございました」と話し、会場は、感謝の気持ちを込めた大きな拍手に包まれました。

 報告が終わると、地域の皆さんが寄せ書きを施した赤色のふんどしと、地域おこし協力隊のメンバーが用意した木製の表彰状がそれぞれ手渡されました。今後、馬來さんは通地区に定住し、市が進める「木育」の推進に携わっていくとのことです。