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黄波戸地区防災訓練

ページID:0019162 更新日:2017年6月4日更新 印刷ページ表示
関係機関が集まり、災害情報や避難情報などを共有する訓練

関係機関が集まり、災害情報や避難情報などを共有する訓練
消防団員らが搬送した負傷者に、救急隊が状況を聞き取り、治療の優先順位をつけていく
倒壊した家屋から要救助者を運び出す訓練
「今日の訓練を今後の災害対応に生かしてほしい」と大西市長
炊き出し訓練で調理したカレーが参加者にふるまわれた

 6月4日(日曜日)、地震発生と津波警報を想定した防災訓練が黄波戸地区で開催され、地区住民や関係機関ら約400人が参加しました。

 この訓練は長門市および陸上自衛隊、仙崎海上保安部、長門警察署、山口県消防防災航空隊、長門市消防本部、長門市消防団、長門市社会福祉協議会、長門総合病院DMAT、黄波戸自治会ら12の機関が参加して行われたもので、山口県沖日本海を震源とするマグニチュード7.5、最大震度6弱の地震発生し、津波警報も発表された想定で、避難指示と情報伝達、災害対応の訓練が行われました。

 はじめに8時40分の地震発生後、防災行政無線や告知放送などで避難が呼びかけられ、住民らは指定の避難場所や高台に移動する避難誘導訓練を行いました。続いて、災害対策本部が設置され、自治会や関係機関から集まる情報を集約したり、関係機関への伝達が行われました。応急救護所開設訓練では消防職員によりエアーテントが速やかに設置され、消防団員らが搬送して来た負傷者から怪我の状態を聞き取り、救急隊やDMATへ引き継ぐ訓練が行われました。

 また、倒壊家屋からの救出訓練や海上漂流者、陸上孤立者の救助訓練が行われ、それぞれ救出活動にかかる関係機関の連携を確認しました。

 訓練終了後、大西市長が「近年、全国どこでも待ったなしに災害が襲ってくる。市では市民の安全安心のため減災対策に取り組んでいるが、ハード面だけでは防げない。ソフト面とあいまって被害を最小限に食い止められると考えている。今日の訓練が日頃の防災活動を点検する機会となり、災害時に生かされるよう今後も取り組んでほしい」と講評を述べました。

 会場内では防災グッズや防災体験コーナーの展示があったほか、地元女性団体と自衛隊隊員による炊き出しが行われ、参加者らは炊き出しのカレーを試食していました。