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差別のない社会の実現を

ページID:0016100 更新日:2016年9月24日更新 印刷ページ表示
視覚障害とともに歩んできた講師の経験などが中心の講演

視覚障害とともに歩んできた講師の経験などが中心の講演
講師は岡山県視覚障害者協会の竹内昌彦理事
笑いを交えた講演を笑顔で聴く三隅中学校の生徒
生徒や保護者、地域住民など約150人が参加
右手につかまってもらうという、視覚障害者の誘導の仕方を学ぶ

 9月24日(土曜日)、三隅中学校で「第2回長門市人権教育セミナー」が開催され、岡山県視覚障害者協会の竹内昌彦理事による講演「私の歩んだ道~見えないから見えたもの~」が行われました。

 これは人権にかかわる問題への理解と認識を深めるとともに、差別のない人権尊重の生き方を地域や学校、職場などに広めていくことを目指して市教育委員会が開催したものです。この日は三隅中学校の生徒や保護者、地域住民など約150人が参加しました。

 講演は、竹内理事が小学生のときに網膜剥離により失明し、その後いじめや差別などを乗り越えてきた経験が中心に話され、視覚に障害がある人が普段の生活で使用する道具を紹介したり、「点字ブロックの上に自転車を置かないでほしい」などと生徒に呼びかけたりする場面も見られました。

 また、困っている視覚障害者を見かけたら迷わず声をかけるよう話があった後、生徒は竹内理事と一緒に壇上に立ち、右手につかまってもらう誘導の仕方を学びました。最後に、竹内理事は「健康な体に感謝して、意義ある人生を送ってください」と生徒にメッセージを送りました。