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7月2日(土曜日)から、ルネッサながと文化情報ギャラリーで「文楽写真展~人間・人形 映写展~人形に魂が宿るとき」が始まりました。
会場には、「人間浄瑠璃」をテーマとして、文楽にかかわる人を撮り続けているフォトグラファー、渡邉肇さんの写真約40点が展示されています。渡邉さんが7年間撮りためた写真では、表舞台だけでなく、舞台裏の人間味あふれた出演者たちにもスポットが当てられており、今回は近松門左衛門の代表作である「曾根崎心中」の名場面を楽しむことができます。
また、会場奥では、渡邉さんが映像監督の堀部公嗣さんとともに、最新のCG技術を駆使して制作した映像作品「曾根崎心中・人形篇/人間篇」が公開されています。本作では、人形の緻密な動きの秘密が解明されており、人形が生き生きと動くようすをハイスピードカメラでとらえた映像や、1体の人形を3人が操る技をとらえた「エアー人形」の特殊映像を見ることができます。
客席からは観ることのできない文楽の世界を、写真や映像で楽しめる本展の会期は7月24日(日曜日)まで、時間は10時から16時までとなっており、入場は無料です。