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6月2日(木曜日)、山陰道の早期事業着手、早期実現を目指し官民一体となって取り組んでいく「山口県山陰自動車道長門・下関建設促進期成同盟会」の総会がルネッサながとで開催され、両市の関係者ら約30人が参加しました。
総会では期成同盟会会長の大西市長が「熊本地震などの災害を見ても道路は地域の安心安全の確保に非常に重要であり、道路整備は自治体の責務である。山陰道の取組においては俵山豊田間が新規事業着手となるなど昨年度は大きく前進した年であった。今後も両市がスクラムを組んで早期完成のために努力していきたい」とあいさつ。議事では平成27年度事業の経過報告や平成28年度事業計画案、予算案の審議が行われ承認されました。
また、総会に引き続き行われた「俵山・豊田道路新規事業化および大寧寺第3トンネル着工を祝う会」には江島潔国土交通大臣政務官や国土交通省関係者、地域住民など約100名が参加しました。挨拶に立った江島政務官は「山陰道は九州方面から山陰に人・モノを運ぶことで大きな経済交流を図る道路で、広域周遊観光ルートとしても期待されている。今後もみなさんの協力を得て地域経済を支えるネットワーク整備に取り組んでいきたい」と述べました。
あいさつの後、山陰道整備状況の説明や市の取組状況の紹介、地域住民代表の意見などが発表され、俵山温泉女将の会、豊田町観光協会、山陰道長門・下関建設促進期成同盟会より江島政務官に要望書が提出されました。
現在、山口県の山陰自動車道の整備率は13%となっており、長門・俵山道路は平成31年度の開通予定、俵山・豊田道路は平成28年度に新規事業化、三隅・長門間は計画段階評価を進めるための調査区間となっており、広域観光ルートの形成や地域医療など生活における安全・安心を確保する重要な幹線道路として早期実現が求められています。