本文
1月19日(日曜日)、香月泰男美術館で展覧会「蘇 ー香月泰男 作品修復の足跡ー」が開幕しました。
この展覧会は、香月泰男美術館が所蔵する油彩画から、近年修復を行い蘇った作品を紹介するものです。作品は経年劣化に加え、光や温度、湿度などの保存環境などさまざまな条件が影響することから、美術館は作品を「展示する」こと「護り伝える」使命があり、今回の展覧会はその両方を知っていただける機会となっています。
展覧会には、時の経過とともに劣化し、展示を控えていた作品など42点が展示されており、カビの除去やゆがみの補正などを通して、絵画の修復過程がわかる内容となっています。
本展覧会は、5月24日(日曜日)まで開催、開館時間は午前9時から午後5時まで、休館日は毎週火曜日となっています(2月12日(水曜日)も休館、ただし、2月11日(火曜日)、5月5日(火曜日)は開館)。また、期間中のイベントとして、2月22日(土曜日)、3月22日(日曜日)のいずれも11時から学芸員によるギャラリートークの開催が予定されています。
同美術館の丸尾いと学芸員は「修復作品を一堂に展示するのは初めての試み。修復前後を見比べることができるので、修復過程を合わせてみてほしい」と来館を呼びかけていました。