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4月21日(日曜日)、日置総合運動公園で「第13回長門市消防操法大会」が開催されました。
この大会は、長門市消防団員の消防操法の技を競うことで、技術の向上と士気の高揚を図ろうと毎年行われているものです。今回は市内の各方面隊から合計8部隊が出場し、1部隊あたり指揮者・1~2番員・機関員の4人編成で、ポンプ車や小型ポンプを使用した応急操法に臨みました。
開会式では、大西市長が「平成が終わろうとしていますが、振り返ってみると、地震や集中豪雨など大きな災害が起こった時代でした。新しい令和の時代は災害のない時代となってほしい」とあいさつ。続いて長門市消防団の村部博明団長が「この訓練は、有事の際にいかに迅速かつミスがなく目標を達成できるがを競う。日頃の技術や技能を活かして大会に臨んでほしい」と述べました。
応急操法は「注水」からスタートし、指揮者の「操作はじめ」の号令とともに、機関員がポンプを起動させ、指揮者・1番員・2番員は放水場所まで走ってホースを延長。まずは障害となる2枚の木の板を、「とび口(ぐち)」と呼ばれる道具と、放水で倒して道を開きます。2番員はその先のガスボンベを運搬し、その間に1番員は2本の標的を狙って放水。最後にホースを追加で延長し、奥にある4本の標的を打ち落とします。
その後は操作前の状態に戻す「収納」が始まり、両方の合計タイムや操作方法の正確さなどで順位が決定されました。今回は「注水」のタイムが最も速く、また最も操作ミスの少なかった通分団第1部隊が優勝を果たしました。
この日、同会場では、女性による水バケツ消火競技も行われ、自治会から初参加の1チームを含む市内から9チームが参加。1チーム5人編成で、一定の数量になるまで順に水を運び、的に向かって水をかけるタイムを競いました。
自治会から初めて出場した三隅地区市の「いち女子かいっ!」のメンバーは「とてもいいチームで、協力して楽しんでできた。的に当てるコツを掴むのが難しかった。来年もまた挑戦したい」と感想を話していました。
なお、この日の上位成績は次のとおりです。
《応急操法の部》
1位 通分団第1部隊
2位 深川北分団第1部隊
3位 三隅第1分団滝坂部隊
《水バケツの部》
1位 福永病院
2位 ゆもと苑オレンジ女子
3位 日置婦人防火クラブ