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4月6日(土曜日)、市内の小中学生を対象とした版築ブロックワークショップが長門市物産観光センターで開催され、市内の小中学生26人とその保護者らが参加しました。
版築とは、板枠の中に土を入れて突き固め、層を重ねてつくる土壁などの左官の技法です。現在、建設工事が進められている市役所新庁舎の市民広場の床に、長門市産の土を材料とした版築ブロックを配置される予定ですが、このワークショップで伝統技法を学び、製作した版築ブロックを使用する事で市民と一体となった庁舎づくりを推進します。
ワークショップではまずオリエンテーションで市役所の役割や新庁舎の概要、建築士の活動が説明された後、テーブルワーキングとして、赤、青、黄、緑、黒、白の6色を使って長門市のイメージを紙に表現。参加者は海や山、夕日などそれぞれが思う長門市の色を色鉛筆を使って紙の上に書いていました。
続いて版築ブロックの製作にとりかかり、左官職人による土に色を混ぜる作業を体験した後、それぞれがイメージしたブロックのデザインを6色の土を型箱に流し込み、木槌で突き固めながら製作しました。
参加者は「元乃隅神社の赤と青をイメージして製作した。層を重ねるのが難しかったけど、完成したらいい記念になりそう」と話していました。
完成した版築ブロックは4月中旬から長門市中央公民館で展示された後、夏頃に建設工事中の市民広場に埋め込まれる予定です。