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次代に繋ぐ滝坂神楽舞

ページID:0024577 更新日:2018年11月2日更新 印刷ページ表示
様々な衣や採物を使用し、見る者を惹きつける

様々な衣や採物を使用し、見る者を惹きつける
この日は、滝坂神楽舞を見ようと約80人が黄幡社に集まった
帯の舞。神は帯や綱を伝って、天から降りてくると考えられている
夏休みから10回もの練習を重ね、舞を披露した子供たち
滝坂神楽舞に伝承するため、若い人にも興味を持ってほしいとのこと

 県指定無形民俗文化財(国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財)に指定されている滝坂神楽舞が、11月2日(金曜日)、三隅滝坂地区の黄幡社で奉納されました。

 滝坂神楽舞は、1764年(明和1年)の黄幡社建立当時に、3年間続く大飢饉と牛馬の疫病を免れようと、厄払いの祈願のため神楽を奉納したのが始まりとされています。現在、滝坂神楽舞保存会により保存・伝承されており、毎年11月2日の午後8時から翌3日の深夜に至るまで舞は続けられます。この日は、地区住民ら約80人が見守るなか、19演目が披露されました。

  神を迎える場を清める「足均」や「参舞」から舞は始まり、神が降りるとされる「天蓋」や「帯」、刀や弓矢を持ち舞うことで悪鬼を払う「当社」「四剣」などの舞が続きました。11番目の「幣四天」では、4歳から9歳の市内の子ども達6人が舞を奉納。子どもたちが、御幣を中央に集る様に掲げて場を清めると、会場からは大きな拍手が送られました。

  最後は神が刀で悪霊を象徴する綱を立ち切る「神明の舞」が奉納され、一刀で真っ二つに綱が断ち切られました。