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8月18日(土曜日)、県内在住の野菜ソムリエプロから子どもたちが野菜の知識や選ぶ楽しさを学ぶ「キッズ野菜ソムリエ講座」がルネッサながとで開催され、年中から小学生まで11人の子どもたちが参加しました。
これはセンザキッチン出荷者協議会が子どもたちに農産物に楽しく触れる機会をつくり、食や農業に興味や関心を持ってもらうことを目的に開催されたもので、講師は周南市在住で野菜ソムリエプロの西川満希子さんが務めました。
この日は、最初にトマトの豆知識やクイズが出題され、「トマトは世界で何種類あるか?」「美味しいトマトの見分け方は?」などの問いに子どもたちは手を挙げて回答。続いて野菜の食べ比べが行われ、この日用意された阿武町の山口あぶトマト、ミノルファームが育てたロッソナポリタンとピッコラカナリアの3種類のトマトを、見た目・香り・味・食感の4つの項目についてそれぞれ感じたことを書き出し、食べ比べた結果を発表。「じゃがいもの匂いがした」とか「パンの匂いがする」など子どもたちならではの感性で得られた意見が出されました。
最後に日本野菜ソムリエ協会公式の任命書、エプロン、チーフ、名刺が参加者に渡され、参加者全員がキッズ野菜ソムリエに認定されました。参加した子どもたちは「トマトが8千種類もあると知らなかった。食べ比べて味の違いがわかった」と感想を話していました。
講師を勤めた西川満希子野菜ソムリエプロは「野菜好きな子どもが多くて感心した。キッズ野菜ソムリエは大人から子どもへではなく、子どもが子どもへ野菜の魅力を伝えたり発信したりすることが目的。意外と大人と子どもの味覚は違うので、家庭で子どもが野菜を食べない時、種類を変えたり調理法を変えることで好きになることもあるので、ご家庭で試してみてほしい」と話していました。