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5月27日(日曜日)、日韓8県市道による共同交流事業の一環として「日韓海峡海岸漂着ごみ一斉清掃~ビーチクリーン大作戦~」が油谷大浦海岸で開催され、市民や漁協関係者、エコキャンパス取組促進協議会に所属する大学生や留学生、県内外から集まったボランティアなど、約500人が参加しました。
長門市での一斉清掃は、今年度最初となる「スタート清掃」にあたり、5月~7月までの期間中に日本と韓国の8県市で清掃活動が実施されます。大浦漁港近くで行われた開会式では、大西市長が「大浦海岸は、海女さん文化も伝統的に受け継がれており、サザエやアワビが取れる好漁場であります。自ら手で美しい環境作りをすることで、より安心で美味しい水産物が取れるようになります。海岸清掃が終わったら、長門の幸もぜひ楽しんでほしい」とあいさつしました。また実行委員長の島壽一明氏は「綺麗な海を次世代に残すため、それ一心で力を尽くしたい」と熱く語りました。
開会式後、参加者たちは現場に移動し、漂着したポリタンクや魚網、発泡スチロールなどを拾いながら、約1.5kmの海岸のごみを回収しました。一通り集積を終えると、一列に並びリレー方式で最終集積地まで運び、回収したごみは、3.88トン(燃えるゴミ3.58トン、燃えないゴミ0.30トン)に上りました。
清掃終了後、もちまきの実施や地元婦人部お手製のおにぎりや飲み物が振る舞われ、お腹を空かせた参加者はおにぎりを頬張り大変喜んでいました。その後、活動の締め括りとして、「母なる海を守る会」により準備されたヒラメの稚魚約1,000匹が、より豊かな漁場となるようにと願いを込めて参加者の手により放流されました。