5月10日(土)、仙崎湾に豪華客船「ぱしふぃっくびいなす」が初入港しました。ぱしふぃっくびいなすは、全長183.4m、幅25m、総トン数26,594トン。客室数は238室で、日本クルーズ客船株式会社が運航する日本で2番目に大きな客船です。 今回のクルーズは、日本一周の途中で、横浜港を5月7日に出航。途中、神戸、長崎を経て、5月10日朝、仙崎湾に初入港しました。仙崎湾は水深が浅いため、沖合に停泊。青海島観光汽船の運航するシータスなどが通船として用いられました。 約350人のぱしふぃっくびいなすの乗客は、この通船で仙崎に上陸し、ながと観光アテンダントやちょるる、みすゞ保育園の園児らの歓迎を受けました。会場の青海島観光基地には、俵山温泉の足湯や長門の名物焼き鳥などのバザーが行われました。 乗客は角島、秋芳洞、萩へのオプショナルツアーに参加したり、金子みすゞ記念館など仙崎の散策を楽しみました。 16時に乗客は船に戻り、長門市での歓迎レセプションが船内で行われました。大西市長は、「仙崎は42万人が引き揚げた港で、かまぼこが特産品です。また、かつては古式捕鯨が盛んで、その鯨をいまだに弔っている、すばらしい自然と人情にあふれたまちです。また、アンチエイジングにもいいと言われている俵山温泉を始め、湯本温泉など5つの温泉も人気を集めている場所です。ぜひまた長門へ来てください」と歓迎のあいさつをしました。 寄港の記念品として、市内在住の尾崎眞吾さんの描いたぱしふぃっくびいなすのイラストと、長門市のレリーフが恒川船長に手渡されました。ま続いて、長門市で活躍する金子みすゞ合唱団が、乗客の前で金子みすゞの詩を曲にしたものを5曲披露しました。 このあと、17時にぱしふぃっくびいなすは仙崎港を出航しました。青海島観光汽船の船8隻がぱしふぃっくびいなすに並走し、参加した市民約100人が手を振って見送りました。