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みすゞの心を説く

ページID:0010075 更新日:2014年2月5日更新 印刷ページ表示
講演のようす

講演のようす
約600人が耳を傾けた
みすゞの世界観について語る
お礼の花束が渡される
 2月5日(水)、深川小学校体育館で、矢崎節夫金子みすゞ記念館館長が「山口県文化功労賞」を受賞したことを記念した講演会が開催され、深川小学校の全児童や市民ら合わせて約600人が参加しました。  矢崎館長は、金子みすゞのよみがえりに尽力し、長門市をはじめとする山口県内で文学としての童謡詩の奥深い世界を紹介し、文化発展に貢献した功績により、「山口県文化功労賞」を受賞しました。この受賞を記念して、講演会が催されたものです。 ; min-height: 24px  この日の演題は、「みすゞさんのこころ・その優しく温かいまなざし」で、矢崎館長は、みすゞは「あなた」と「私」がいて世界が成立する、「私」ひとりでは世界は成り立たないという世界観を持っていた、と話しました。  そして、こだまは「やっほー」と言えば「やっほー」と返すことを例に挙げ、こだまは言われた通りに丸ごと返してくる。それは、赤ちゃんがお腹にいるとき、お母さんの心音と自分の心音がこだましあっている。つまり、人間が一番やさしい、尊いときから始まっている行為。だから、友達が「痛い」と言えば、相手の立場を考えないで自分本位な考えから「痛くない、泣くな」と言うのではなく、「痛いね」と相手をきちっと受け入れ、寄り添っていくことが大切、と話しました。  約1時間の講演が終わると、矢崎館長はお礼の花束を受け取り、会場を後にしました。 ; min-height: 24px