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近松ゆかりの地で文楽公演

ページID:0009814 更新日:2013年7月7日更新 印刷ページ表示
物語のクライマックス

物語のクライマックス
近松門左衛門の魅力を語る早稲田大学名誉教授の鳥越文藏さん
文楽「平家女護島 鬼界が島の段」
人形の仕組みなどを分かりやすく解説
7月28日まで文化情報ギャラリーで「近松人形の花形たち」展 開催中
 7月7日(日)、ルネッサながと「劇場」で第1回近松文楽が上演されました。 この日行われた公演は、近松門左衛門の名作二篇、文楽「平家女護島 鬼界が島の段」と、素浄瑠璃「嫗山姥」が上演されました。 はじめに行われた講演では、早稲田大学名誉教授の鳥越文藏さんが「近松門左衛門の浄瑠璃」と題して近松門左衛門の生涯や作品について解説しました。講演で鳥越さんは「近松門左衛門は25歳から浄瑠璃を書き始め72歳までに約200作品を世に出している。ここルネッサながとの劇場は日本一と言える施設です。文楽の面白さ豊かさを味わってください」と文楽や施設の魅力について話しました。 また、上演を前に文楽に対する知識を深めてもらおうと語り手である「太夫」や「三味線」、「人形」について、それぞれの特徴や見所など文楽をはじめての見る人にも分かりやすく解説されました。太夫の解説をした豊竹呂勢大夫さんは「言葉は理解しなくてもいい。雰囲気で感じればいい。自分なりの楽しみ方で自分なりに文楽を楽しんで欲しい」と丁寧に解説しました。 文楽「平家女護島 鬼界が島の段」では、人間国宝の吉田簔助さんをはじめ豪華出演者によって上演されました。来場者は、迫力のある語りに耳を傾け、舞台で繰り広げられる物語に浸っていました。 なお、ルネッサながとでは、舞台や舞踊、歌舞伎などが上演予定となっています。日本で指折りの劇場であるルネッサながとで文化の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。