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マイコプラズマ肺炎について
マイコプラズマ肺炎とは
「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。マイコプラズマ肺炎は1年を通じてみられ、冬にやや増加する傾向があります。
例年、患者として報告されるもののうち約80%は14歳以下ですが、成人の報告もみられます。
また、マイコプラズマ肺炎は、感染症発生動向調査において全国約500か所の基幹定点医療機関から週単位で報 告される5類感染症の一つで、2024年春頃から定点あたりの報告数が増加しています。
主な症状
・発熱や全身倦怠感(だるさ)、頭痛、痰を伴わない咳などの症状がみられます
・咳は熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です
・多くは軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎となり、重症化することもあります
・5~10%未満の方で、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症を併発する症例も報告されています
感染経路
感染した人のせきのしぶき(飛沫)を吸い込んだり(飛沫感染)、感染者と接触したりすること(接触感染)により感染すると言われています
予防と対策
・流水と石けんによる手洗いを行いましょう
・感染した場合は、家族間でもタオルの共用は避けましょう
・せきの症状がある場合には、マスクを着用するなど咳エチケットを守ることを心がけましょう
・長引く咳などの症状があるときは、医療機関で診察をうけるようにしましょう
参考
厚生労働省ホームページ(マイコプラズマ肺炎)<外部リンク>